月間！？ ちょっと こらームッ ！ ＜ 平成23年6月12日版 ＞
三菱マテリアルと東北電力は、地中を斜めに掘る技術を利用して、十和田八幡平国立公園の直下にある地熱エネルギーを使う発電を計画しているとのニュースを見た。アイスランドでは、国内で必要なほとんどの電力を、地熱発電で賄っているらしいが、日本は、世界の中でも地熱資源大国でありながら、地熱資源の約８割が国立公園などの自然公園内にあるため、新規開発は景観保護等を理由に厳しく制限され、地熱エネルギーの有効活用はほとんどされていなかった。しかし、政権交代によるものか、昨年６月、景観に配慮した開発を認めるよう規制が緩和され、今回の新規開発計画に至ったようだ。
ちょっと こらームッ！である。日本のエネルギー行政は、原発に偏り過ぎて推移してきたと思う。このため、国内では、まだまだ開発や利用されていない自然エネルギーやエネルギー源が、規制や資金難などにより多数眠っているようだ。今後、日本のエネルギー行政は、福島第一原子力発電所の事故による現状を念頭におき、今回のような公正な規制緩和や新エネルギー分野の開発支援などを十分に行い、安全で安心できるエネルギーのグローバル・チャンネルを持ちなさい。以上。。。
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