西条まつり ( 東予秋祭り ) について  
     平成16年、愛媛県の西条市・東予市・小松町・丹原町の2市2町が市町村合併して、新しい「西条市」が誕生しました。
さて、「西条祭り」とは、市町村合併後の「西条市」で行われる秋祭りの内、合併以前の旧西条市地域内にある石岡神社、伊曽乃神社、飯積神社、嘉母神社の4神社の祭礼の総称であり、ポスターなどの掲示物には、「西条まつり」と記されています。
また、現在、市町村合併により統合された旧東予市・旧小松町・旧丹原町の各地域の祭礼でも旧西条市地域と同様の神輿・屋台(だんじり)・太鼓台が運行されていますが、これらの祭礼は「西条祭り」としてではなく、あくまで各地域の祭礼と認識されています。
そして、ここは旧東予市地域の「東予秋祭り」がメインのページです。確かに私も「西条祭り」と「東予秋祭り」は違うものだと認識しています。しかしながら、一説によると「西条まつり」の歴史的源流は、旧東予市地域の「東予秋祭り」であると言う方もいます。まあ何はともあれ「東予秋祭り」も長らく途絶えた期間がありましたが、年々規模も大きく盛んになっていますので、皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

西条まつり ( 東予秋祭り ) のスケジュール  

 屋台組立(9月下旬〜10月初旬)
   毎年、この期間中の日曜日に屋台(だんじり)を組み立てるところが多く、市内各所で屋台(だんじり)が収められた収納庫が見られるようになる。
 宵祭(前夜祭)
本祭の前夜(午後6時頃)、西条市三津屋地区に屋台(だんじり)が集合する。その後、市内各所に分散して自由運行される。
 本祭(体育の日の前々日〜体育の日の前日)
宮出しの後、各屋台(だんじり)は旧東予市内地域を自由運行します。本祭初日の午後7時からは、壬生川駅前通りに旧東予市内地域の屋台(だんじり)と太鼓台が集合して、統一運行が行われます。午後9時頃から順次、自由運行に移り、各地域で夜更けまで運行され伊勢音頭や鉦・太鼓の音が響きます。
翌日は、各屋台(だんじり)は旧東予市内地域を自由運行します。当日午後から、西条市北条地区の公園内グランドで屋台(だんじり)のかきくらべなどが行われます。午後6時頃から、宮入となり本祭は終わります。(なお、氏神様が分かれているため、祭礼の日時等は異なります。)

 宮出し(みやだし:体育の日の前々日の午前7時〜)
各地区の神社へ神輿・屋台(だんじり)・太鼓台が集合して、神様をお迎えした後に市内自由運行へ出発します。
 統一運行 (体育の日の前々日の午後7時〜)
壬生川駅前通りに、屋台(だんじり)十数台、太鼓台1台が集合して、勇壮なかきくらべを行ないます。なお、かきくらべの途中で、獅子舞の華麗な演舞が行われます。
 宮入(みやいり:体育の日の前日の午後6時〜)
各地区の神社へ神輿・屋台(だんじり)・太鼓台が集合して、神様をお帰しした後に各地区へ帰ります。
 屋台解体
本祭終了の翌日に、解体するところもありますが、大方のところは翌週の日曜日に解体して保管します。
 下条 『 本友会 』 について
私ども下条「本友会」は、平成16年に発足した愛媛県西条市下条の屋台(だんじり)の団体です。
なお、下条「本友会」現メンバーのほとんどが、それ以前は江戸期作三階黒塗り屋台の「本町屋台保存会」に所属しており、「本町屋台保存会」は私どもの故郷です。発足当初は団体名を「本町本友会」としておりましたが、統一運行参加時の制約など諸般の事情により下条「本友会」と改めました。
さて、私どもの屋台は、西条市清水町さんより購入した明治期制作二階白木の屋台です。西条市氷見で新調され、古川、安知生、清水町を経て、現在 私ども下条「本友会」が受け継いでいます。
下記の写真集をクリックして、私どもの祭りに対する心意気をご覧下さい。

その壱 「 本友会 」写真集
その弐 別館 : 古巣 「 本町屋台保存会 」写真集
( デジカメ撮影にて画像鮮明 )